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採用情報サイト
SGMO RECRUITING SITE
メディカル向けのレコーダー、IPコンバーター、プリンターなどの設計や評価に5年ほど携わっており、直近では複数のプロジェクトのリーダーを務めていました。その前は、カーオーディオのソフトウェア設計に6年ほど従事していました。 私と業務に関わる社員は、会議の時に議事録を作成してくれたり、会議の内容をリアルタイムでテキスト通訳してくれたり、私に合わせたスピードで会話してくれるので、とても助かっています。基本的には、どのプロジェクトも情報を視覚的にキャッチアップする仕組みができていることが多く、聞こえる聞こえないは関係なく、誰もが働きやすい環境だと感じています。 私は聴覚障がい(2級)を抱えており、音声だけで話を理解することができません。そのため、読唇による口話、手話、筆談などを駆使することで、業務や日常会話をこなしています。チャットのようなオンラインツールなど、ソニーグループ共通で利用できるコミュニケーションツールが充実しているので、聞こえなくてもほぼすべての仕事に対応できます。 また、私は第1子、第2子合わせて3年ほど育休を取得しており、復職後は時短勤務制度を活用しています。時短労働者でも仕事の制約はなく、責任のある業務を任せてもらえるため、子育て中でもフル勤務の社員と同様にスキルをあげていくことができ、キャリアアップに繋げることができます。そしてテレワーク制度を活用して、子供の保育園や学校のイベントの日は、在宅で勤務させてもらうこともあります。
働き方に関する当社の取り組みを知る
要求分析から、設計、実装、評価まで、上流から下流までの工程に携わることができ、製品を作るための知識が幅広く身に付きます。また、設計以外の業務に携わることもできます。私の場合、入社1年目は人事総務で採用業務やWebシステムの開発などを担当していました。その後、ソフトウェア設計の部署に異動となり、以降組み込みソフトウェアエンジニアとして上流から下流まで学んできました。 それぞれのプロジェクトで契約期間が決まっており、契約が終わったらまた次に新しい業務に携わることができます。数ヵ月や数年単位で新しい技術を学び続けることができ、エンジニアとしての成長を日々実感できることが、おもしろいところだと思います。
当社の特徴について
入社当時は「聞こえないことで迷惑をかけないようにしなくては」と周囲へ気を遣っていました。聞こえない人への接し方を知らない人も多かったために、お互いに苦労することもありました。「聞こえないことを知ってもらう」「できることとできないことを、最初に具体的に伝える」ことを心がけるようになってからは、良い環境が作れるようになりました。周囲に理解をしてもらうだけでなく、進捗や課題が見えるようなドキュメントを自ら作成するなど、コミュニケーションをスムーズに取ることに関して、手間と努力を惜しまないようにしました。こうして作成したドキュメントをプロジェクト関係者間で活用してもらうことにより、お客さまや社内メンバーとのコミュニケーションがスムーズに取れるようになっています。「聞こえないこと」はコミュニケーション障害とも言われますが、それを克服できるような仕組みを作って運用できたことは、大きな自信につながりました。 ただ聞こえないために、複数人での会議は理解するのが難しいという課題があります。そのため、そうした場で活用できる音声認識ソフトを私を含めた任意のメンバーで開発し、実務に取り入れました。これまでは社員のサポートなしでは会議内容の把握レベルがゼロだったのが、音声認識ソフトを使うようになったことで、会議内容の把握レベルが飛躍的に向上しました。今後はそのコミュニケーションツールの音声認識率の向上をめざして、さらに開発を進めたいと考えています。
私は聞こえないので、世の中のさまざまな音声を可視化したいです。技術分野では、これまで組込みソフトウェアを中心に学んできましたが、今後は音声の認識率向上に役に立つ技術を身につけていきたいと思っています。そして、私はまだまだ子育てが続きますが、当社は、時短制度やテレワーク制度などが整っているため、子育てしながらでも働きやすい環境です。このすばらしい制度を活用しながら、今後もリーダー業務やそれ相応の責任のある業務をこなしていきたいです。