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電源高調波

測定の概要

高調波電流測定を要求する主な規格

IEC 60601-1-2,IEC 61000-3-2,JIS C 61000-3-2

高調波電流測定の目的

低電圧回路網に接続した電気・電子装置(以降、EUTと記す)の電源ポートから漏洩する電源周波数の高調波電流を測定により数値化し規定の限度値と比較します。

測定方法

電気・電子装置の電源ポート(電源ケーブル)をパワーアナライザに接続し、電源周波数の40次までの高調波電流を測定します。

測定時の構成

高周波電流

電源の半導体制御等で電源の波形が歪むことにより、電源周波数の高調波が発生します。

合否の判定

合否の判定は法律や規格によって規定された限度値と比較することにより行います。

クラス分類(IEC 61000-3-2の例)

機器の種類によりクラス分類されます。

クラス分類(IEC 61000-3-2の例)
クラス 概要
A 平衡3相機器および他のクラスに属さないすべての機器
B 手持ち形電動工具
C 照明機器
D 特殊な電流波形の600W以下の機器

高調波電流限度値(IEC 61000-3-2 Class Aの例)

高調波電流限度値(IEC 61000-3-2 Class Aの例)
高調波(次数) 最大許容高調波電流(A)
奇数高調波
3 2.3
5 1.14
7 0.77
9 0.4
11 0.33
13 0.21
15≦h≦39
(高調波のみを追加)
0.15×15/h
偶数高調波
2 1.08
4 0.43
6 0.30
8≦h≦40 0.23×

試験配置(イメージ)

測定の対象となるEUTの置き方等に規定はありません。

試験配置

高調波電流測定が可能な弊社設備

主な対応規格 設備、対応範囲
IEC 61000-3-2
  • 単相:100~240V 1相当たり16Aまで
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