設計支援
電磁界シミュレーションを活用したEMC設計支援
製品全体を再現したシミュレーションモデルで製品から放射する不要輻射レベルを解析することができます。
この解析技術を活用してEMC設計における課題解決や設計完成度の向上が可能です。
■不要輻射シミュレーション

[電流分布]

[不要輻射レベル]
特徴
- 高精度なシミュレーション技術による設計支援が可能
- 不要輻射レベルを絶対値に近いレベルでシミュレーションができるため、試作品が無くても定量的な設計検討が可能です。
- 電磁界現象の可視化
- 目に見えない電磁波の伝搬経路や放射する箇所をシミュレーションで可視化し、メカニズムの把握や有効な設計目標値/対策案を導出できます。
- 大規模解析にも対応
- 並列計算クラスタ(高速計算が可能なコンピューター)を用いて製品全体、および周辺接続機器を含めた大規模なシミュレーションの実行が可能です。
応用例
不要輻射シミュレーション解析事例
可視化した不要輻射レベルやノイズ発生メカニズムを用いて電磁界分布を比較/分析し、原因の特定と改善案の導出が可能です。
また、回路/アートワーク初期から試作後期までの変更、対策効果をシミュレーション上で確認することで、不要な部品削除や部品定数、配置の最適化など、コストダウン、EMC設計完成度を向上させます。
■電界分布

■不要輻射レベル

初期状態
対策構造検討段階
最終状態
対策構造検討段階
最終状態
効果・メリット
初期設計(試作前)より品質確保/コストダウン
- 試作機が無い初期設計段階でもシミュレーションでの設計検討が可能なため、早期にEMC設計品質の確保ができます。
- EMC設計品質が向上するため、試作評価時間の短縮、対策検討費用を削減できます。

電磁界シミュレーションを活用した無線設計支援
製品全体を再現したシミュレーションモデルでアンテナ特性やアンテナに結合するノイズレベルを解析することができます。
この解析技術を活用して無線通信設計における課題解決や設計完成度の向上が可能です。
■アンテナ特性シミュレーション

[電界分布]

[アンテナ放射効率]

[3D/2Dアンテナ放射パターン]
特徴
- 高精度なシミュレーション技術で設計支援が可能
- アンテナ特性/アンテナに結合するノイズレベルを絶対値に近いレベルでシミュレーションができるため、実物が無い状態でも定量的な設計検討が可能です。
- 電磁界現象の可視化が可能
- 目に見えない電磁波の伝搬経路や放射する箇所をシミュレーションで可視化し、メカニズムの把握や有効な設計値/対策案を導出することができます。
- 大規模解析に対応
- 並列計算クラスタ(高速計算が可能なコンピューター)を用いて製品全体、および周辺接続機器を含めた大規模なシミュレーションが行えます。
応用例
アンテナ特性シミュレーション解析事例
アンテナ特性やアンテナに結合するノイズレベル、可視化された電磁界分布を比較/分析し、悪化原因の特定と対策案の導出が可能です。
また、初期状態から最終状態まで対策効果を確認しながら最適な設計値を検討することができます。
■磁界分布

■2Dアンテナ放射パターン

効果・メリット
初期設計段階での品質確保/コストダウン
- 現物が無い初期設計段階でもシミュレーションでの設計検討が可能なため、早期に無線通信性能の確保ができます。
- 設計完成度が向上するため、試作評価時の検討工数や追加対策費用を削減できます。
