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令和元年度 中部地方発明表彰 実装技術の取り組みが発明奨励賞を受賞

2010年に特許を取得(2001年に出願)した、SGMO実装技術の取り組み「鉛フリーはんだ剥離対策プリント配線基板」が、令和元年度の中部地方発明表彰(愛知県 発明協会主催)において、発明奨励賞を受賞しました。 11月22日(金)、岐阜グランドホテルで表彰式が行われ、発明者の一人として生産技術4部の伊藤 和浩さんが出席しました。

発明者の皆さん。(左から)三宅さん(元ソニー)、永田さん(SHES V&S事業本部 調達部)、伊藤さん(SGMO生産技術部門)

発明内容(概要)

鉛フリーはんだ剥離対策プリント配線板(特許第4547817号:2010年取得)
発明者:SGMO生産技術部門 生産技術4部 伊藤 和浩さん、ほか4名

鉛フリーはんだ(無鉛はんだ)を使用してプリント配線板に電子部品を実装する際に、鉛フリーはんだ材料の特性に起因して、ランド部やはんだ自体がプリント配線板から剥離してしまう現象(はんだ剥離現象)が発生するという課題があった。 そこで、プリント配線板の表面に形成されたソルダマスクの端部を延在させてランド部の外周部分を被覆させる技術を開発。本特許発明の実施により、はんだ剥離現象を抑制することが可能となり、人体への影響や環境に配慮した鉛フリーはんだを使用し、かつ高信頼性の部品実装されたプリント配線板を搭載した商品が提供可能となった。

地方発明表彰とは

公益社団法人 発明協会の表彰事業として、大正10年に開始した地方発明表彰は、優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するもの。
その発明が地域産業にいかに貢献しているかという観点から、全国8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)で実施されています。ここで表彰された発明は、全国規模の「全国発明表彰」へとつながるほか、文部科学大臣表彰や国の栄典(叙勲・褒章)という道も開かれており、本表彰の歩みは、日本の科学技術進展の足跡といえます。

<参考>公益社団法人 発明協会ホームページ:http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/chihatsu.html

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