2024年5月に開幕した「高円宮牌2024ホッケー日本リーグさくらリーグ」。12月21日（土）、22日（日）に年間覇者を決めるファイナルステージ（スーパー5）最終戦と決勝戦が行われ、ソニーHC BRAVIA Ladiesが3年ぶり13回目の優勝を果たしました。
この試合をもって2024年シーズンの公式試合全日程が終了し、BRAVIA Ladiesは「全日本女子ホッケー選手権大会」「高円宮牌2024ホッケー日本リーグ」でタイトルを獲得し、見事に2冠を達成してシーズンを締めくくりました。
本記事では、日本リーグの結果と2024年シーズンの振り返り、監督および選手のコメントを紹介します。

日本リーグ 3年ぶり13回目の優勝！

高円宮牌2024ホッケー日本リーグ ファイナルステージ最終戦では、「南都銀行SHOOTING STARS」と対戦し2-0で勝利、シーズンファイナル・決勝戦に進出しました。コカ・コーラレッドスパークスとの決勝戦では、第1Q（クウォーター）でBRAVIA Ladiesが先制点を獲得。1点リードのまま後半に突入し、コカ・コーラレッドスパークスの猛攻撃が続くも、ハーフタイムに永井選手がメンバーに伝えた「一瞬の痛みより一生の後悔をするな」という言葉を選手全員が体現し、誰一人としてひるむことなく体を張った守備で1点を守り切り、1-0で勝利を収めました。

試合日程・結果ページ

高円宮牌2024ホッケー日本リーグ大会ホームページ

日本リーグ、2024年シーズンを振り返って　監督、選手コメント

飛田 尚彦監督

「One Team One Dream～一人ひとりが主役　進化し続ける～」というチームのスローガンのもとスタートした今シーズン、目標としていた4冠達成には届きませんでしたが、チームはシーズンを通じて大きな成長を遂げ、国内で最も重要な二つのタイトルを手にすることができました。この成果は、選手一人ひとりの努力とチーム全体の団結、そして支えてくださった皆さまのお陰です。

2024年シーズンを振り返ると、パリ五輪で日本代表として活動する選手たちも多く、シーズンを通してさまざまな調整が必要な場面もありました。さらに、シーズン初めの二つの大会ではライバルに続けて敗れるという非常につらい経験をし、チーム全体が落ち込む時期もありました。しかし、そこから私たちは「コミュニケーションを密に取り」「気持ちを一つにしてチーム一丸」となり、日々の練習に取り組みました。また、「われわれのチームの強みは何か？」という問いを改めて見つめ直し、その答えにフォーカスを当て、徹底的にトレーニングを積み重ねました。その結果、逆境を乗り越えながら重要な場面で力を発揮し、サポーターやファンの皆さまに喜びと感動を届けることができたと感じています。

これからも皆さまとともに感動を分かち合い、「進化に対する絶え間ないチャレンジ」の精神をもとに「より大きな目標」に向けて歩んでいきたいと思います。引き続き、温かい応援をどうぞよろしくお願いします。

副主将 No.5 立岩 奈那子選手

2024年シーズンの集大成となる日本リーグでは3年ぶりに優勝という結果を残すことができました。ここ数年はあと一歩が届かず、多くの敗戦を経験しましたが、その中でチームや個人で何が足りていないのかを一人ひとりが考えるようになり、シーズン後半では自信をもって試合に臨むことができました。
目標としていた4冠には届きませんでしたが、チームとして大きく成長できたシーズンだったと思います。結果が残せなかった時期も、応援し続けてくださった皆さんのサポートがなければこのような結果は得られなかったと思います。来シーズンは成し遂げられなかった「4冠」をめざしてがんばりますので、これからも応援よろしくお願いします。

No.7 小川 里佳選手

2年連続くやし涙でシーズンを終えていた分、今回の日本リーグで優勝できた瞬間の喜びは非常に大きいものでした。 全日本選手権大会と日本リーグで優勝できたのは、シーズン前半でのくやしい敗戦から生まれた課題に真摯に向き合い、チーム全員が勝利に向けて考え、行動し、「勝つ」という気持ちを試合終了まで強く持ち続けたからこそ成し得たと思っています。そして、選手・スタッフだけではなく、皆さんの応援やサポートがあってこそ実現できたことです。選手・スタッフ全員がよりいっそう「勝つために」を追求し、前に進む活力になりました。本当にありがとうございました。
2025年シーズンは、今シーズン経験したことを糧にして、また皆さんと優勝の喜びを分かち合えるように、そして私たちの活動目標である「4冠」を達成できるように、チーム一丸となってがんばります。今後ともソニーHC BRAVIA Ladiesの応援をよろしくお願いします。